夏の脱水は不整脈の引き金に?原因と予防のポイント

夏は高温多湿の環境で、
知らず知らずのうちに体内の水分や塩分が失われやすく、

脱水症状を引き起こしやすい季節です。

実は、この脱水がきっかけで
不整脈」が現れることがあります。

この記事では、
夏に起こりやすい脱水と不整脈の関係、

その症状や予防法などについて
循環器専門医が解説します。

循環器内科とは?専門とする病気・症状・受診の目安を医師が解説

青空の炎天下で、女性が汗ばみながら、手で日光を遮ろうとしています。

※本記事は診断や治療を目的としたものではありません。
受診の判断材料や、理解を深める参考としてお使いください。
※受診指示がある方は、必ず医療機関をご受診ください。

脱水と不整脈の関係

脱水になると血液中の水分が減ってしまいます。

その分、心臓はより強く・速く動いて
全身に血液を送ろうとします。

👉心臓の構造と血液循環についてはこちら

この状態が長く続くと
心拍が不安定になり、

不整脈が出やすくなります。

特に心臓に持病がある方や高齢者では、
軽い脱水でも脈の乱れが起こることがあります。

脱水で起こりやすい不整脈の種類

医師が脱水で起こりやすい不整脈について説明しています。

期外収縮

心臓が一瞬早く動いてしまうことで、
「脈が飛んだ」ように感じる現象です。

健康な方でも起こることがありますが、
ストレスや睡眠不足で生じたり、

心臓の病気が隠れていることもあります。

上室性期外収縮についてはこちら

心室性期外収縮についてはこちら

心房細動

心臓の上の部屋(心房)が小刻みに震えて、
脈がバラバラになる不整脈です。

息切れや動悸が出るほか、
血の塊(血栓)ができて脳梗塞の原因になることもあります。

心房細動についてはこちら

頻脈性不整脈

脈が極端に速くなる不整脈の総称で、
動悸や息切れ、めまいを引き起こします。

体調や生活に支障が出ることがあり、
繰り返す場合は医療機関での評価が必要です。

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脱水と不整脈、自覚症状について

  • 動悸や脈の乱れを感じる
  • めまいや立ちくらみ
  • 胸の違和感
  • 強い疲労感

特に胸の痛み、呼吸困難、意識が遠のくといった症状がある場合は、
救急要請を積極的に検討してください。

もしものときの救急車の利用法 どんな場合に、どう呼べばいいの?(外部リンク)

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夏に気をつけたい脱水予防

心臓病や腎臓病などの持病がある方

経口補水液や塩分摂取については、必ず主治医に確認しましょう。

1.こまめな水分補給

喉が渇く前に少量ずつ飲みましょう。

水だけでなく、
経口補水液や麦茶などもおすすめです。

2.塩分補給

発汗が多い日は水分補給に加えて、
塩分タブレットや塩飴も活用しましょう。

3.室温管理

エアコンや扇風機を使い、
室温は28℃以下を目安に保ちます。

4.直射日光を避ける

外出時は日傘の使用や木陰での休憩、
帽子の着用などで体温の上昇を防ぎます。

5.衣服での工夫

通気性の良い服や、
屋外作業時には送風機付きの作業服を着用して、
熱を逃がします。

6.アルコール・カフェインの摂りすぎに注意

利尿作用があるため、
脱水を進める原因となります。

医療機関受診の目安

  • 脈の乱れや動悸が続く
  • 脱水症状(口の渇き、尿量減少、皮膚の乾燥)と不整脈症状が同時にある
  • 過去に不整脈や心臓病と診断されたことがある

これらの症状がある場合は、
循環器内科・循環器科での受診をおすすめいたします。

早期に心電図検査などを行うことで、
原因や治療方針が明確になります。

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まとめ

夏の脱水は、熱中症だけでなく
心臓にも大きな負担をかけ、
不整脈を引き起こすことがあります。

日常的な水分・塩分補給と
室温管理を心がけることで、
心臓の負担を減らすことができます。

心臓に持病がある方は特に、
夏場の体調変化に敏感になり、

異常を感じたら
早めに医療機関へ相談しましょう。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございます!

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